所長挨拶

PROFILE

所長挨拶

GREETING

働く人と企業双方にとっての最適解をご提案

 

平成23年の開業以来、「誰もがその人らしく働くことのできる環境づくりをしたい」という信念の下、事業を進めてまいりました。そうしたなかで、縁あって7年間、建設業の労働災害防止対策の調査研究に従事させていただきました。

ご存じのとおり、わが国の死亡災害発生率は、昭和47年制定の労働安全衛生法を皮切りに、各種規制が進められ、ピークであった昭和36年と比較すると、全産業では6712人であったものが令和2年には802人。同じく建設業では、昭和36年が2652人、令和2年では258人まで減少しています。

しかしながら、死亡災害はゼロにはなっていない。この事実を重く受け止め、どう対処するか?現場で実際に作業をしている方、監理監督を行う元請の方は日々悩みがつきないと思います。

また、国土交通省が推進する「i-Construction」や「インフラ分野のDXアクションプラン」の策定等、ICTによる工事の技術革新が加速度的に進む一方で、働き方改革の一環として改正された労働基準法の時間外労働の上限規制の適用が令和6年4月に迫る等、建設業で従事される方を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。

こうした変化のなかで、これまで現場で培った安全のノウハウを継承しつつ、時代に即した新しさも取り入れながら、安全でなおかつ働きがいのある現場を実現するために、現場、支店、本社それぞれの伴走者として、建設業の「安全」と「衛生」分野をサポートするとともに、働き方改革についてもコンサルティングを行ってまいります。

事務所名である「さらしな」には、生まれ育った故郷の地名と、なにものにも染まらないクリアな白という2つの意味があります。クライアントの悩みにまっさら(公正中立)な立場で向き合い、働く人と企業双方にとっての最適解をご提案できるよう、尽力いたします。

 

 

スタッフ紹介

STAFF

田村和佳子(所長)

学習院大学法学部卒業、青山学院大学大学院法学研究科修了。特定社会保険労務士、精神保健福祉士。
 
法律事務所にてパラリーガルとして勤務の後、2011年さらしな人事労務オフィスを開業。人事労務法務・精神保健福祉の観点から企業のメンタルヘルス対策支援に取り組む。2015年12月、建災防「建設業におけるメンタルへルス対策のあり方に関する検討委員会」に参画。2016年4月、建災防 建設業メンタルヘルス対策アドバイザー、2018年4月、建災防 技術管理部建設業メンタルヘルス対策室長に就任。災害防止活動の一環として実施する建設現場のメンタルヘルス対策を提案し、その推進活動を担う。2022年4月退職。
 
建設業労働災害防止協会「建設業におけるメンタルヘルス対策の進め方」「裁判例から学ぶ建設業のメンタルヘルス」(2016)、「建設現場の職場環境改善マニュアル」(2017)、「建災防方式新ヒヤリハット報告活用マニュアル」(2021)などを執筆。電設技術、安全スタッフ、労働安全衛生広報、全建ジャーナル等に、メンタルヘルスをテーマとした原稿を多数寄稿。
 
その他、建災防の調査研究業務として、メンタルヘルス対策のほか、「ICTを活用した労働災害防止対策のあり方に関する検討委員会」(2019~2021)、「建設業における外国人労働者の教育及び安全衛生標識等就労環境のあり方に関する検討委員会」(2019)、「木造家屋等建築工事安全対策委員会」(2019~2021)、厚生労働省委託事業「トンネル建設工事における粉じん対策調査業務」(2020)、建設業労働災害防止協会「建設業における化学物質管理のあり方に関する検討委員会」(2021)、「建設業における労働安全衛生管理DXの方向性に関する円卓会議」(2021)を担当。
 
所属団体:日本産業精神保健学会、日本産業ストレス学会、長野県社会保険労務士会

本山 謙治(顧問・非常勤)

平成27年3月まで38年間、厚生労働省において主に労働基準行政に携わり、産業保健・建設安全衛生を中心に現場指導や安全衛生法令・各種ガイドライン策定に従事。
 
平成27年7月、建設業労働災害防止協会 技術管理部長に就任。同年12月「建設業におけるメンタルヘルス対策のあり方に関する検討委員会」、平成29年4月「ICTを活用した労働災害防止対策のあり方に関する検討委員会」、同年7月「木造建築工事軸組作業時における墜落・転落災害防止対策専門委員会」、同年10月「COHSMS改訂等検討委員会」及び「建設業における外国人労働者の教育及び安全衛生標識等就労環境のあり方に関する検討委員会」、令和2年12月「ずい道等建設工事における換気技術指針改定委員会」、令和3年4月「建設業における化学物質管理のあり方に関する検討委員会」及び「建設業における労働安全衛生管理DXの方向性に関する円卓会議」を立ち上げる。
 
その他、行政委員として、厚生労働省「建築物の解体・改修等における石綿ばく露防止対策等検討会」及び「建設業における墜落・転落防止対策の充実強化に関する実務者会合」、国土交通省「建設工事における安全衛生経費の確保に関する実務者検討会」等に就任。
 
令和4年8月、一般社団法人仮設工業会 技術審議役(非常勤)就任。

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